📊 事実
中国海洋調査船「向陽紅18」の活動
- 令和8年4月18日午前7時13分頃、中国海洋調査船「向陽紅18」が久場島の北北西約57海里(約106キロメートル)の我が国排他的経済水域(EEZ)内で確認されたソース9。
- 同日、海上保安本部が「我が国の同意を得ない海洋の科学的調査は認められない」と無線で中止を要求したソース9。
- 令和8年4月18日午後1時8分頃、同調査船は地理的中間線を西側へ航過したソース9。
- 令和8年9月18日午前7時11分頃、中国海洋調査船「向陽紅18」が久場島の北北西約54海里(約100キロメートル)の我が国EEZ内で確認され、海上保安本部が中止を要求したソース1。
- 令和8年9月18日午後3時10分頃、同調査船は地理的中間線を西側へ航過したソース1。
中国海洋調査船「向陽紅22」の活動(参考情報)
- 令和8年4月29日午前8時35分頃、中国海洋調査船「向陽紅22」が魚釣島の西北西約34海里(約63キロメートル)の我が国EEZ内で、両舷からパイプ様のものを海中へ延ばし活動しているのが確認されたソース4。
- 令和8年5月2日、海上保安本部が「我が国の同意を得ない海洋の科学的調査は認められない」と中止を要求し、同日午後3時59分頃、同調査船は地理的中間線を西側へ航過したソース2。
- 令和8年5月5日午前11時35分頃、中国海洋調査船「向陽紅22」が魚釣島の西北西約35海里(約65キロメートル)の我が国EEZ内で、舷側からパイプ様のものを海中へ延ばし活動しているのが確認され、海上保安本部は中止要求を継続したソース3 ソース6。
- 令和8年6月28日以降、中国海洋調査船「向陽紅22」が魚釣島西南西の我が国EEZ内で舷側からパイプ様のものを海中に延ばして活動し、海上保安本部は中止要求を継続。同船は2026年6月30日午後0時40分頃、地理的中間線を西側へ航過したソース7 ソース8。
- 令和8年7月21日午後0時35分頃、中国海洋調査船「向陽紅22」が魚釣島の西北西約38海里(約70キロメートル)の我が国EEZ内で、舷側からパイプ様のものを海中へ延ばし活動しているのが確認され、海上保安本部は中止要求を継続。同船は2026年7月27日午前1時29分頃、地理的中間線を北側へ航過したソース5 ソース10。
💡 分析・洞察
- 中国海洋調査船「向陽紅18」による日本の排他的経済水域(EEZ)内での同意なき科学的調査の反復は、国連海洋法条約に基づく日本の主権的権利および管轄権への継続的かつ意図的な侵害行為である。
- 同船の活動パターンは、他の中国海洋調査船(例:「向陽紅22」)と同様に、日本の法執行機関による中止要求後も一定期間調査活動を継続し、最終的に地理的中間線を越えて退去する既定の行動様式として確立されており、これは日本のEEZにおける海洋調査を既成事実化しようとする中国の戦略の一環と評価される。
⚠️ 課題・リスク
- 同意なく実施される海洋調査活動によって取得される海底地形、地質構造、海流等のデータは、中国海軍の潜水艦運用や水中作戦に利用され得るため、日本の防衛戦略立案における機密性確保を阻害し、将来的な安全保障上の脆弱性を増大させる直接的な脅威となる。
- 中国海洋調査船が日本のEEZ内で活動を繰り返すことで、海上保安庁の巡視船による継続的な監視・追尾・中止要求活動が常態化し、人員、燃料、資機材等の消耗を通じて国民負担を増大させるだけでなく、他海域での警備や災害対応能力を低下させるリスクがある。
- 中国側が日本の再三の中止要求にもかかわらず調査活動を継続し、一定の時間を経てから地理的中間線を越えて退去するパターンは、日本の法執行活動の実効性を相対化させ、国際海洋法における日本の管轄権の主張を実質的に弱体化させる可能性が高い。
主な情報源: 海上保安庁

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