📊 事実
英国における亡命申請制度の悪用
- BBCの調査により、法律顧問が移民に対し、偽の性的指向を主張して亡命を求める手助けをしていることが明らかになった ソース1 ソース2 。
- 移民は、入国管理局に提出するために抑うつ状態を示す薬を取得するよう指示されたり、弁護士の指示でプライド行進に参加し、10回以上ゲイクラブを訪れて証拠写真を撮影したりしていた ソース1 。
- ある法律事務所は、偽の亡命申請を行うために最大£7,000を請求し、内務省による拒否の可能性は「非常に低い」と約束した ソース2 。
- 英国の入国管理局は、詐欺を伴う亡命申請は犯罪であり、発覚した場合は刑務所に入れられ、国外追放される可能性があると警告している ソース1 。
- 2019年に、ある移民は法的費用の高騰によりパキスタンに帰国し、2022年には亡命申請の失敗により妻の国際学生としての英国入国に同行できなかった ソース1 。
- 英国の亡命申請の35%は、ビザが切れた後の移民によるものであり、2025年には亡命申請が10万人を超えた ソース2 。
- 2023年には、LGBTを理由とした亡命申請に対する初期決定が3,430件あり、そのうち42%がパキスタン国籍者によるものであった ソース2 。
- パキスタン国籍者は、過去5年間においてLGBTを理由とした亡命申請の中で最も多くを占めているが、全体の亡命申請では4番目に多い国籍であり、全体の6%を占めている ソース2 。
- 2023年3月、英国の内務大臣は、亡命希望者に対して一時的な保護のみが提供され、ケースは30か月ごとに見直されるという重要な変更を発表した ソース1 。
日本の出入国在留管理制度と現状
- 日本の入管法は、第1条において「本邦に入国し、又は本邦から出国する全ての人の出入国及び本邦に在留する全ての外国人の在留の公正な管理を図るとともに、難民の認定手続を整備することを目的とする」と規定している ソース3 。
- 2019年4月に施行された入管法等改正法により、「本邦に在留する全ての外国人の在留の公正な管理」が入管法の目的に加わった ソース3 。
- 日本は1981年に難民条約に加入し、難民認定制度が出入国在留管理行政に含まれることとなった ソース3 。
- 補完的保護対象者の認定制度は2023年12月1日から開始された ソース3 。
- 我が国は、原則として、専門的な技術、技能又は知識を活かして職業活動に従事する外国人の入国・在留は認めるが、これら以外の外国人労働者の入国・在留を認めないこととしている ソース3 。
- 2024年6月10日に2023年改正法が施行され、送還停止効の例外規定が創設された ソース5 。
- 退去を拒む自国民の受取を拒否する国の者に対して、退去を命じる制度が創設された ソース5 。
- 監理措置制度が創設され、収容しないで退去強制手続を進める措置が導入された ソース5 。
- 2025年5月23日に「国民の安全・安心のための不法滞在者ゼロプラン」が発表された ソース5 。
- 令和7年末時点の在留外国人数は約413万人で過去最多を更新した ソース4 ソース7 。
- 令和7年の新規入国者数は約3,918万人を記録した ソース7 。
- 令和7年の在留資格取り消し件数は1446件で、前年から262件増加しており、取り消しの国籍別ではベトナムが947件で最多であった ソース9 。
- 永住者の取り消しは7件あり、理由は虚偽や不正な手段による上陸許可であった ソース9 。
- 今後は令和9年4月の改正入管難民法施行に伴う永住者の取り消し厳格化が焦点となる ソース9 。
- 2024年における不法就労者の総数は14,453人であり、そのうち農業従事者が5,497人、建設作業者が4,153人であった ソース8 。
- 2024年における退去強制令書の発付件数は7,618件であり、そのうち不法残留が6,578件(86.3%)を占めている ソース8 。
- 2024年における国費送還(護送官あり)は249人であり、2023年と比べ130人(109.2%)増加している ソース8 。
- 2028年に日本版ESTA(JESTA)が導入予定であり、外国人のみに費用負担を課す制度である ソース10 。
- 在留資格の変更許可、在留期間の更新許可の手数料は10万円に、永住許可の手数料は30万円に引き上げられる ソース7 。
日本における外国人に関する意識
- 日本財団の調査(17~19歳対象)によると、国の重要課題として「移民の増加」を選んだ割合が19.2%に達し、2年前の6.7%から3倍に増加した ソース4 。
- 移民増は自国の課題として4位に位置し、トップは少子化の41.5%であった ソース4 。
💡 分析・洞察
- 英国における性的指向の偽装による亡命申請は、組織的な詐欺行為として行われており、これは難民認定制度の信頼性を著しく損なうものである。
- 性的指向を理由とする亡命申請は、客観的な証拠の収集が困難であるため、審査の難易度が高く、この脆弱性が悪用されている可能性が高い。
- 日本においても2023年12月1日から補完的保護対象者認定制度が開始されており、英国と同様の制度悪用の手口が日本に波及する可能性を排除できない。
⚠️ 課題・リスク
- 性的指向の偽装による亡命申請が日本で横行した場合、真に保護を必要とする難民や補完的保護対象者への支援が遅延し、日本の国際的な人道支援の信頼性が低下するリスクがある。
- 偽装申請者の審査、収容、送還にかかる費用は、最終的に国民の税金で賄われるため、国民負担が増大する。特に、国費送還(護送官あり)の増加は、直接的な財政負担の増加を示唆している。
- 制度の悪用が常態化すれば、不法滞在や不法就労が増加し、国内の治安維持コストが増加するだけでなく、犯罪の温床となる可能性があり、国民の安全・安心を脅かす。
- 英国の事例に見られるように、法律顧問が詐欺行為を助長するような事態が日本で発生すれば、法曹界全体の信頼性が損なわれ、法治国家としての基盤が揺らぐ懸念がある。
- 在留外国人数が過去最多を更新し、若者の間で「移民の増加」が課題として認識されている現状は、制度の悪用が国民の不安を増幅させ、社会の分断を招く可能性がある。
主な情報源: BBC / 日本経済新聞 / 出入国在留管理庁 / 産経ニュース 速報

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