📊 事実
若年層のインターネット・SNS利用状況
- インターネット利用率は8割超であり、スマートフォンやタブレット型端末が急速に普及している ソース3 。
- 若者は商品やサービスに関する情報収集の際に「SNSでの口コミ・評価」を最も重視している ソース2 。
- SNS利用者の約40%がSNSに表示された広告をきっかけとして商品・サービスを購入した経験がある ソース2 。
- SNS利用者の約30%が知人・友人や有名人、よく閲覧している人等による投稿や写真をきっかけとして商品・サービスを購入した経験がある ソース2 。
- 20代のSNS利用者の約40%が知人・友人や有名人、よく閲覧している人等による投稿や写真をきっかけとして商品・サービスを購入した経験がある ソース2 。
SNS関連の消費トラブルと相談状況
- 全体の14.4%のSNS利用者が、SNSに表示された広告をきっかけとした商品やサービスの購入に関してトラブルや困った経験があったと回答している ソース2 。
- SNSに投稿された口コミを見て購入した商品・サービスが届かなかった、または提供されなかったと回答したSNS利用者の割合は全体の5%未満である ソース2 。
- 2021年の若者の消費生活相談は約9.5万件発生しており、消費生活相談において通信販売に関する相談の割合が高い ソース3 。
- 若者のSNS関連の消費生活相談件数の推移に関するデータが存在する ソース1 。
- デジタル社会特有の消費者の脆弱性に関するデータが存在する ソース1 。
- 全体の87.9%のSNS利用者がSNSでの取引に関するトラブルや困ったことの経験が「特にない」と回答している ソース2 。
法改正と消費者教育の取り組み
- 2022年4月1日から、民法の一部を改正する法律が施行され、一人で有効な契約をすることができる年齢(成年年齢)が20歳から18歳へと引き下げられた ソース2 。
- 2018年に改正消費者契約法が成立し、2019年6月に施行された ソース2 ソース3 。
- 2021年に改正特定商取引法が成立した ソース2 ソース3 。
- 消費者庁は、2020年度と2021年度にSNSを活用した消費生活相談の実証実験を行った ソース2 。
- 2021年度には、消費者庁、法務省、文部科学省、金融庁の関係4省庁が連携して「成年年齢引下げに伴う消費者教育全力」キャンペーンを展開した ソース2 。
- 消費者庁は高校生向け消費者教育教材「社会への扉」を活用した実践的な消費者教育に取り組んでいる ソース2 。
- 消費者庁は、若者向けの消費者教育の充実、相談体制や情報提供の強化、情報収集の支援を重要な取組と考えている ソース2 ソース3 。
若年層の消費行動と意識
- 約7割の若者が消費者トラブルに対して不安を感じている ソース3 。
- 若者の消費支出は堅実な傾向が見られ、平均消費性向の低下、平均貯蓄率の増加が観察されている ソース2 。
- SDGsやエシカル消費に関する興味があると回答した10代後半の割合は55.4%、20代の割合は50.2%である ソース2 。
💡 分析・洞察
- 若年層はインターネットやSNSを主要な情報源として消費行動を決定しており、SNS広告や口コミが商品・サービス購入の強力な動機付けとなっている。この情報収集の傾向は、詐欺的な情報に触れる機会を増大させる要因となる。
- 成年年齢の18歳への引き下げは、若年層が保護者の同意なく契約を結べるようになるため、自己責任の範囲が拡大し、消費者トラブルに巻き込まれた際の経済的・精神的負担が増加する可能性が高い。
- 若年層の消費生活相談件数は2021年に約9.5万件と高水準であり、特に通信販売に関する相談が多いことから、SNSを介したトラブルが国民の財産保護に対する潜在的な脅威となっている。
- 若年層の多くが消費者トラブルに不安を感じている一方で、SNSでの取引に関するトラブル経験が「特にない」と回答する割合も高いことから、トラブルの認識不足や、軽微な被害をトラブルと認識していないケースが存在する可能性があり、実態が過小評価されている恐れがある。
⚠️ 課題・リスク
- 若年層がSNS上の広告や口コミを過度に信頼し、批判的思考力や情報選別能力が不足している場合、詐欺的な商品やサービスに誘導され、貴重な資産を不当に失うリスクが高まる。これは個人の経済的損失に留まらず、将来の消費活動や貯蓄形成への意欲を削ぎ、国家経済の健全な発展を阻害する。
- 成年年齢引き下げにより、若年層がより複雑な契約に直面する機会が増加する中で、デジタル社会特有の巧妙な詐欺手口が横行すれば、法秩序の維持が困難となり、国内治安の悪化を招く可能性がある。
- 消費者庁による消費者教育や相談体制の強化は進められているものの、SNSの急速な変化や新たな詐欺手口の出現に対し、教育内容や相談体制が常に追いつくとは限らない。これにより、若年層が適切な情報や支援を得られず、被害が拡大する事態は、国民の負担増に直結する。
- SNSプラットフォーム事業者に対する責任追及や規制が不十分な場合、詐欺行為の温床となりやすく、被害の根本的な解決が困難になる。これは、国家としての国民保護の責務を全うする上で大きな障害となる。
主な情報源: 消費者庁

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