埼玉県外国人住民生活秩序維持条例（案）

埼玉県外国人住民生活秩序維持条例（案）

第1章 総則

第1条（目的）
本条例は、埼玉県内に居住する在留外国人と地域住民との共生を促進しつつ、地域の安全・秩序を維持し、県民の安心できる生活環境を確保することを目的とする。

第2条（定義）

1. 本条例において「外国人住民」とは、埼玉県内に居住する外国籍を有する者をいう。
2. 「違法・迷惑行為」とは、刑法、道路交通法、廃棄物処理法等の違反行為、騒音、違法駐車、不法占拠等、地域社会に悪影響を及ぼす行為を指す。

第2章 生活秩序の確保

第3条（地域生活ルールの遵守）
外国人住民は、以下の生活ルールを遵守しなければならない。

1. 生活騒音を防止するため、夜間（22時～翌6時）の過度な騒音を控えること。
2. ゴミの分別・廃棄ルールを守ること。
3. 公共の場所での迷惑行為（違法駐車・占拠・喫煙等）を行わないこと。

第4条（違法行為の防止）

1. 外国人住民は、日本の法律を遵守し、違法行為を行ってはならない。
2. 県内の事業者は、外国人従業員に対し、日本の法令・条例を教育する責務を負う。

第5条（地域社会との協調）

1. 外国人住民は、自治会や町内会の活動に協力し、地域社会の一員としての責任を果たすこと。
2. 地域住民は、外国人住民の適応を支援し、必要な情報提供を行うよう努める。

第3章 取締および罰則

第6条（警察・自治体の対応）

1. 埼玉県および市町村は、外国人住民の違法・迷惑行為に対する相談窓口を設置する。
2. 違反行為が確認された場合、行政指導を行い、悪質な場合には警察と連携し法的措置を講じる。

第7条（罰則）

1. 本条例に違反した者に対しては、以下の措置を講じる。
   • 初回違反時：警告および指導。
   • 再犯時：過料（5万円以下）。
   • 悪質な場合：住居地域からの退去勧告。
2. 事業者が本条例に違反し、適切な管理を怠った場合は、指導・勧告の対象とする。

第4章 施行

第8条（施行期日）
本条例は、公布の日から施行する。