【国会質疑】外国人の医療保険制度の別立て(2024/12/13)

質問のポイント

  1. 外国人の保険料納付状況の調査
    • 外国人の国民健康保険料や年金の納付実態を調査する計画が報道されたが、その調査の方法、進行状況、今後の方針について問う。
  2. 調査結果の活用方針
    • 上記調査で得られた結果を、外国人による保険料滞納や医療制度の持続可能性にどう活用するのか質問。
  3. 外国人専用の医療保険制度の創設提案
    • 外国人による保険料滞納や不正受給を防ぐため、外国人を対象とした新しい医療保険制度を別立てにすることのメリット・デメリットについて政府の見解を求める。

政府の回答

  1. 外国人の保険料納付状況の調査について
    • 厚生労働省が自治体や法務省と連携し、どのようなデータを収集すべきかを慎重に検討している段階であり、具体的な方法や進捗については現時点で答えられる段階にない。
  2. 調査結果の活用方針
    • 現在は調査そのものが検討段階であるため、調査結果をどのように活用するかについて具体的な方針は示されていない。
  3. 外国人専用の医療保険制度の創設について
    • 日本の医療保険制度は「社会連帯」と「相互扶助」の理念に基づいており、国籍を問わず適正な在留資格と加入要件を満たしていれば適用対象となる。外国人専用の新しい医療保険制度を創設する考えはなく、その制度設計のメリット・デメリットについても政府として検討していない。

要点

政府は、外国人の医療保険料の滞納や不正受給に対する実態調査を進める考えはあるものの、具体的な進展はまだない。また、外国人専用の医療保険制度を設ける提案については否定的な立場を示しており、現行の社会保険制度を維持する方向性を堅持している。


このように、質問に対する政府の回答は現状の検討状況を述べるにとどまり、新たな政策の具体的な方針は示されていません。

外国人の国民健康保険料等の支払状況の実態調査及び外国人の医療保険制度を別立てにすることに関する質問主意書

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